押えておくべきポスティングの特徴
チラシなどの販促物を配布するのがポスティング
ポスティングとは、チラシやパンフレットといった販促用の配布物を指定した条件に合った住居のポストに投函するサービスです。
一般的には紙の印刷物、チラシが多いですが、他にもポケットティッシュやマグネット、試供品なども配布できます。
紙以外の物の配布が可能だとは意外と知られていません。一風変わった販促物をポスティングして効果が出たケースもあります。
朝日コネクトでは、ポストに入るサイズのミニダンボール箱とチラシとを一緒にポスティングし、「野菜詰め放題」のイベント集客につなげた事例がありました。
ポスティング業者が一軒一軒ポストに投函する際、かさばって持ち運びが難しいものや、ポストに入りにくいサイズの物などは、配布ができないかできても費用が高くなってしまうため、配布物を決定する際には依頼するポスティング業者に相談しましょう。
ポスティングの種類
ポスティングには、さまざまな配布形態やターゲティングがあります。
一般的に「ポスティング」というと、指定したエリア内の配布可能ポストにローラーで投函していく「軒並み配布」を指します。
この他、一戸建てのみを選んで配布する方法、マンションなどの集合住宅にだけ投函する方法もあります。
最近では、住居の築年数で配布対象を絞ったり、通常の軒並み配布ポスティングでリーチが難しい高層マンションに冊子とチラシを一緒に配布したりとポスティングのメニューも多様化しています。
また対応している配布方法がエリアによって異なります。ターゲットエリアを絞ったら、そのエリアでどういったポスティングが可能なのか、業者に確認しましょう。お悩みの場合は、当社・朝日コネクトにお気軽にご連絡ください。実際にご相談いただいた際に、適切な方法をご提案いたします。
ポスティングが有効な3つの理由
新規ユーザーにリーチできる
ポスティングは、いわゆるプッシュ型広告の一種で、ターゲットが欲しているかどうかを問わずに販促物を届けるサービスです。ビジネスの商圏が限られている場合、商圏内の新規ユーザーにアナログで情報を届ける数少ない広告手法です。
コストパフォーマンスが高い
ポスティングには、チラシのデザイン、印刷、配布の費用がかかります。
例えば1万部を軒並みで配布すると、概算で1部あたり10~15円の費用で実施が可能です。(セグメント配布が可能かどうか、配布するエリア、配布期間などの諸条件に寄って、単価は変動します。)
チラシはポストに投函されるのでターゲットの目に留まる可能性が高く、結果として費用対効果が高くなる傾向があります。
ターゲティングの自由度が高い
配布エリアを細かく設定できるほか、配布する住居の種類なども絞れるので、ターゲティングの自由度が高い手法だといえます。
ただし、配布にかかる費用は配布員の作業効率に比例します。ターゲティングの細かさと単価とを天秤にかけながらどういった条件で配布するのか決定します。
実際にどれくらい効果が出るのか
効果が得られやすいケース
ポスティングの強みはなんといっても、指定したエリアへダイレクトにリーチできる点です。
例えば飲食店や小売店、美容室、学習塾、スポーツジムなど、距離という要素が深く関わっている業種の広告として、ポスティングが大活躍します。
飲食店のポスティングで、一人当たり200円程度で集客できた事例もありますので、商圏を重視する事業をしている場合はぜひ一度お試しください。
効果が得られにくいケース
反対に、エリアとの関わりが低いビジネスにおいては、ターゲティングやクリエイティブをしっかり工夫しないと効果が得られないケースが多いです。ポスティングはエリアに対し集中的にリーチするには長けていますが、広いエリアから多くの人にリーチするには、配布コストが割高となってしまいます。
広告したい商材にポスティングとの親和性があるかどうか、判断がつかない場合は複数の広告メディアを取り扱う業者に相談をおすすめします。
脱やりっぱなし ポスティングの効果を見える化する
サービス利用時に確認する(クーポン・アンケート活用)
チラシにクーポンを付けておけば、どの程度使用されたかを計測できます。
ポスティングされたチラシを見てサービスを利用したが、クーポンは利用しなかった顧客も出てくるため、媒体優位性の検証という意味では、魅力的なクーポン内容であることが重要です。
また、顧客のサービス利用時にアンケートを実施する方法もあります。「何を見て当店(商材)の利用を決めましたか?」といったアンケートで、チラシの貢献度がわかります。
Webサイトに遷移させる
チラシなどのアナログメディアは、配布後に実際にチラシを見たかどうかがわかりません。効果検証するには、チラシにQRコードを印刷し、そこからWebサイトへ遷移した数を計測する方法があります。QRコードにあらかじめパラメーターを付与しておけば、QRコードからの流入数が計測可能です。
集客数・売上額との相関を調べる
配布した期間とそうでない期間とで、集客数や売上額に変化がないかを比べる方法もあります。
しかし、集客数・売上額は、複数要素が絡み合っており、単純比較では正確な効果を把握は難しいです。ポスティングの複数回実施や複数の店舗での同時検証が可能であれば、より有効な手法となります。
効果を出すポイントは?
配布ターゲットを決める
ポスティングでリーチしたいターゲットを決めます。広告したい商材の利用者がどういった属性なのか、年齢・性別・職業のほか、生活スタイルや趣味嗜好などを具体的にイメージします。先にターゲットを具体化しておくと、セグメント設定に役立ちます。
ターゲットをイメージしたチラシをつくる
ターゲットの興味を引くチラシをデザインします。ターゲットにチラシを読んでもらうためには、ターゲットが読みたい内容を盛り込むこと、わかりやすく表現することが必要です。情報が溢れる現代社会において、ポストのチラシ1枚1枚を全て細かくチェックしている人は多くありませんので、一目で興味を持たせる工夫を考えてみてください。朝日コネクトではチラシの制作も承っています。もしお困りの際はぜひ一度ご相談ください。
配布方法・エリアを決める
配布にあたっての優先事項を決めましょう。配布にかかる費用は低いに越したことはありません。例えばキャンペーンの広告をする際、キャンペーン前までの配布完了が必須ですが、配布期間を短く設定すると、その分配布の人手が必要となるため、配布単価は上がってしまいます。
優先順位は予算なのか、それとも配布期間なのか、決めた上で業者と条件をすり合わせると、スムーズに話を進められます。
ポスティング実施までの流れ
実施に向けて適正なスケジュールを組むことは、トラブル防止はもちろん、コスト削減にもつながります。ポスティングは、大きくチラシの制作・印刷・配布の3工程に分けられます。それぞれのスケジュールを押さえておきましょう。
制作
チラシの制作は、チラシサイズや写真、イラスト、コピーなどの素材の有無、校正回数などに寄って、かかる日数が変わってきます。
制作開始から印刷所にデータを納品するまでは最低でも2週間は見ておく必要があります。
短期間での制作は、特急料金として費用が上乗せされるパターンもあります。制作には2週間以上みておくと安心です。
印刷(納品)
印刷にかかる期間は1~7営業日、さらにそのチラシを配布業者に納品するまでには1~2営業日がかかります。印刷にかかる期間が長いと、印刷単価を安くできる可能性があります。印刷日程に余裕がある場合は、印刷会社に確認してみましょう。
チラシの納品は印刷所と納品場所の距離、納品箇所数によって多少のばらつきが生まれますが、2営業日を見ておけば問題ないでしょう。念のため、台風などの悪天候が影響する可能性も頭に入れておくと良いでしょう。
配布
配布にかかる日数は、最短で1日です。配布エリアや部数によっては最大2~3週間程度がかかります。配布委託先の状況に大きく左右される部分なので、委託先が決まったら条件のすり合わせを行いましょう。配布日数が長いと、費用が安くなる可能性があります。
雨の日はチラシが濡れるおそれがあります。雨天時には配布ができない、配布できても時間がかかってしまうため、スケジュールが狂ってしまう可能性があります。コントロールが難しい部分ですが、可能な限りゆとりあるスケジュールでの進行が重要になります。
ポスティング実施までの詳しい流れは、下記ページにて解説しています。
▼ポスティングの流れを理解し計画的な導入を!
https://asahiconnect.com/blog/posting-05
ポスティングをはじめようと考えている方へ
ポスティングは小規模からでも実施ができて、高い効果が見込める広告手法です。ビジネスに最適なポスティング戦略を考えてみてください。
ポスティングのノウハウが詰まったレポートをご用意しております。
これからポスティングをはじめようと考えている方はぜひご一読ください。